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日本のソケットツールの勇、TONE。KTCより安く同等以上の品質はプロの整備士さんにファン多し。

 

TONE(トネ)。

 

2018年に創立80周年を迎える、日本の老舗ツールメーカー。

 

「利根川」より命名された名称を持つTONEは、質実剛健、最良のコストパフォーマンスを求めるプロの整備士さんに熱烈なファンを持つメーカーです。なにしろKTCの標準品より安いんですから。

 

我々のようなアマチュアにはいまいち浸透していませんが、ステンレス工具、チタン工具などユニークな製品もラインナップしています。

 

昭和30年代に「トネのソケットレンチ」で名を馳せ、その後もプロ向けの工具のラインナップを増やしています。

 

モータースポーツのスポンサードも熱心に力を入れており、その細かめの美しい梨地や正確な形状などから、もっとユーザーが増えていいのになあ、と個人的に思う次第。

 

今回のレポートで、改めてその良さを再認識しました。もし私がはじめて工具を買った年齢に戻ったら、TONEを選択するでしょう。


すっきりとした、竹を割ったような日本的な美しさのメガネ部。

 

先に申しあげておきますが、TONEが本職の整備士さんに好まれる理由の一つは価格。

 

実売価格ベースでは(当社調べによれば(笑))、

  • KTC:787円
  • TONE:701円
  • SIGNET:512円

と、KTC標準品よりも安く、シグネットよりも高いといったポジショニングとなっています。

 

しかし・・・。TONEはこの「低価格・標準品質」クラスのなかでは「最も美しい」。

 

画像を見て頂ければおわかりのとおり、梨地が極めて細かく、形状も正確です。HAZETによく似ていますがより細かい凹凸が上品。

  • ドイツの職人魂と日本の老舗の激突

といったところか、どちらを選ぶかは好み次第ですが、決して引けを取る仕上がりではありません。

 

もちろん、見た目だけではありません、並べてみると一目瞭然・・・

 

 

左からシグネット、KTC標準品、そしてTONE。

 

メガネ部の幅、TONEが他と比べて一回り狭いことがわかりますね。そのサイズは15.0mm。

 

もっとも幅の狭いHAZETと比較してわずか0.55mmの違いしかありません、これは素晴らしい。ここの幅が狭いと、ボルト・ナットにレンチを掛けたときの視界が良く作業がしやすいのです(私がラチェットメガネを嫌いな理由がコレ)。ちなみにKTC標準品の幅は16.0mm。1mmも大きい・・・。

 

そして仕上げ。残念ながらKTC標準品の仕上げはイマイチと言わざるを得ません、まるでHAZETのようなグラインダー痕が・・・HAZETよりは目が細かいですが、グラインダーで撫でた跡がしっかりと残ってしまっています。必然的に形状(あくまで外形の話、実際にナットが掛かるところは問題ないんでしょうが)も不正確。角もキツイです。

 

TONEの仕上げはかなり、というより究極的に上質です。

 

 

上からシグネット、KTC標準品、TONE。

 

形状も正確、グラインダー痕もなし。そして私好みの柄を曲げていない形状。これがTONE、です。


オープンエンド部はコンパクト、上品な仕上がり。

 

オープンエンド部もその仕上げはメガネ部と同様、グラインダー痕など皆無。

 

そして形状は他メーカーよりも一回りコンパクトです。

 

 

左からシグネット、KTC標準品、TONE。

 

爪の形状はそれぞれ大きな違いはありませんが、根本の幅がTONEは一回り小さめに作られています。

 

うん、シグネットの形状もなかなか色気がありますね。KTCはぶさいく(失礼、個人的感想)。


柄の刻印の凹凸と梨地が適度なグリップを確保。

 

TONEの特徴的な楕円を基調とした刻印。

 

梨地と相まってHAZETに近い構成ですが、形状が個性的なため「似ている」感は全くありません。この価格のツールとしては十分以上に個性的。

 

実はこの柄は単純な長方形ではなく、中央部が最も太く、左右に行くにしたがってわずかに細くなっています。この形状は珍しいです。TONEのこだわりですね。


総論として、はっきりいって、KTCを超えていると言わざるを得ません。これは買いだ!

なかなか侮れないツールです。

 

仕上げ、形状、個性すべてが同価格帯のライバル、シグネットやKTCを超えています。

 

特に仕上げの良さは特筆もので、ハイエンドツールのステイタスこそありませんがそのルックスは十分以上に美しい、と断言します。

 

そしてこの価格。10㎜のコンビネーションレンチが実売価格で700円台。

 

価格と性能、見た目とステータスがそろっている工具はなかなかないのですが、TONEはその「珍しいナイスバランス」の工具と断言!

 

メインツールとして、フルセットを工具箱に収めておく価値があります。しかも、安いですし!

こんなツールも出しているのがTONE。クイックラチェットめがねレンチ。

 

普通のラチェットコンビネーションじゃん、と思いますが、オープンエンド部に注目。

 

 

黒いパーツが組み込まれています。コレがクイックラチェット機構。オープンエンド部を「離さずに」、連続してボルトやナットを回せる機構です。以下、TONE公式サイトよりお借りしたコンテンツをご紹介。

 

 

 

好みは別れると思いますが、こういった「ギミック」が好きな方にはお勧めできます。私・・・私は個人的にはギミック嫌いなので、どーでしょう(笑。オープンエンド部は片口が開いていますから(だからオープンエンド)、残った4面をしっかり支持したい、のです。動画を見るとわかりますが、ナットにかませたときに「グニグニ」してます。テンション掛けるとピタッと収まるようですけど。

 

したがってクイックラチェットの便利さよりも、従来型オープンエンドの確実な手ごたえを好みます。回しにくいナットやボルトも大抵はソケット&Tレンチで回せますしね。

 

適材適所が一番。


その価格は?10㎜コンビネーションレンチの場合。

実売価格 701円

 

この価格でこの品質、この仕上げ。まさに「プロ向け」。

使ってみると・・・

(執筆中です、お待ちください)

お勧め度:あえて工具箱の中をTONEで揃える選択肢。

舶来工具ほどのきらびやかさはない。スナ・ネプのような一目で圧倒するようなオーラもない。

 

でも、プロが好む「なにか」があります。わかる人にはわかる「なにか」があります。そして、そのラインナップの豊富さから(特大サイズの設定がある)、工事関係者や重機を扱うエンジニアさんは特にTONE率が高いとのこと。整備士だったオヤジが愛用してましたよ、なんていうコメントもありました。

 

そしてKTC標準品よりも安い価格体系も見逃せません。

 

  • 質の高い、本当に使える工具をリーズナブルにそろえたい

 

という方には、本当におすすめです。何しろスナ・ネプの1/5以下!スナ・ネプの5倍の数、工具を揃えられるってことです。これから工具を揃えるという方には、これほど心強いものはないでしょう!

 

もし私がサーキットで知人の工具箱を覗いて、TONEのコンビネーションセットが収まっていて渋い輝きを放っていたら・・・。おお、このお人はわかってる!と判断します(笑)

購入はこちらから。(画像クリックでAmazonへジャンプ)

TONE ツールバッグツール 全43点セット

ドライバー、ラチェット、ソケット、握りもの、ヘックスレンチ、そして記事中でも紹介したクイックラチェットめがねレンチの首振りタイプまで入れ込んで3万円ですぜ!ネプロスならコンビセットも買えないぞ!

 

TONE コンビネーションスパナセット

トネのエントリーセット、コンビネーションレンチの7本組。入り組みは8mm、10mm、12mm、13mm、14mm、17mm、19mmと過不足なし。5,000円はお手頃感抜群。ホルダー付きってのもありがたいです(コレがないと、工具箱の中で散らばるんです)。

 

TONE ハンディデジトルク 差込角9.5mm

トネのアイディア商品がコレ!お手持ちのTハンドルやラチェットレンチに取り付けることでお手軽にトルク計測ができます!

 

TONE ソケットレンチセット 差込角:9.5mm 24ピース

「ソケットのトネ」らしい逸品。ソケットとラチェットとハンドルのセット。

 

その他いろいろ

 

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